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よろこびの唄


6月の満月の夜に、西表島から「エシカルな旅」のコラムをお届けします。

本コラムは、ポッドキャストYoutubeで音声コンテンツとしてもお楽しみいただけます。

(2022年6月14日19:30〜配信スタート)


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#05 よろこびの唄


西表島の夏のお祭りといえば、稲の収穫を祝う豊年祭がよく知られているけれど、

そのひと月ほど前に「シコマヨイ」という初穂刈りを祝うお祭りがある。


田植えの後から、この「シコマヨイ」の朝までは、籾から芽吹いて育つ稲を脅かさないようにと、三線や手拍子などの鳴り物や大きな音を出すことは一切禁じられていて、島の人たちは約2ヶ月の間、静かに稲の成長を見守っている。


古くから脈々と引き継がれてきたこうしたしきたりや、歌や踊り、そして、祭りにかける島の人たちの誇りにふれるたびに、祭りとは、神々に捧げる感謝と敬虔な祈りであり、

人と人との関係を結び直しながら、日々の暮らしの深い部分を支えていることがよくわかる。


その土地ならではの文化に触れることは旅の醍醐味のひとつだが、こと「祭り」に関しては、「できるだけお邪魔しないように」という気持ちで、遠くからそっと見守るようにしている。


「シコマヨイ」から豊年祭まで、毎朝6時に公民館のスピーカーから流される「仲良田節」は、この時期にしか歌うことがゆるされない特別な歌だが、旅人も耳で楽しむことができる、西表の夏の風物詩だ。








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