沖縄本島の沖縄市にある日本最古のショッピングモール「プラザハウス」にて、
西表島関連の2つのイベントが開催されています。
石垣昭子さん「もののまわり」展示会
1つめは、染織家の石垣昭子さんが1980年代から西表島で手がけている
八重山交布(グンボウ)をテーマに、その「もののまわり」を集めた展示会です。
八重山交布はとは、絹や木綿に苧麻や芭蕉など様々な糸を交ぜて織られた布のことで、
庶民の普段使いの布として活用されてきました。今回は、昭子さんが日常的に使ってい
るグンボウのスディナ(八重山伝統の衣)や、うちくい(風呂敷)、ミンサー帯などを展
示販売。
また、映画「生生流転」の仲程長治監督が、工房の営みを追いかける中で撮らせていた
だいた写真や映像も展示され、自然環境や地域、仲間など、工房の「もののまわり」を
通して、島でのエシカルな暮らしや手仕事のあり方にについて伝えています。
スペシャルバージョンのUs 4Tシャツ限定発売!
仲程長治さんが工房の植物を使って柄をデザインし、島藍とヒルギ(マングローブ)
で特別に染めさせていただいたスペシャルバージョンのUs 4 IRIOMOTEのTシャツも
限定販売されていますので、ぜひご覧ください。
真南風(まーぱい)展示会
2つめは、八重山交布の発展系ともいえる「真南風(まーぱい)」の展示会です。
石垣昭子さん、真砂三千代さん(ファッションデザイナー)、真木千秋(テキスタイルデザイナー)の3名の女性たちによるコラボレーションブランドで、1997年に発表された際には、世界から大きな注目を集めました。今回は、なんと16年ぶりの新作発表になります。
「日常に美しく役立つ衣や布」(石垣昭子)
「布は祈り」(真砂三千代)
「暮らしの中の布づくり」(真木千秋)
というつくり手の言葉の通り、暮らしの中で植物を育て、糸を紡ぎ、機にかけ、
植物染料で染め上げた布を海でさらして仕上げられた真南風の衣。
自然体の色や布の心地よさを、間近に見てふれることができる展示会です。
*真南風展は京都〜東京にも巡回します。
八重山交布(ぐんぼう)のもののまわり
-西表島の循環するくらし持続可能なモノづくり-
2023年5月31日(水)~7月3日(月)
11:00~19:00 (火曜定休)
会場: D&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA 3 (沖縄市プラザハウスフェアモール2F)
真南風(マーパイ)展示会
2023年6月3日(土)~ 7日(水)
11:00~19:00(最終日は16:00まで)
会場:GALLERY & SPACE (プラザハウスフェアモール3F)
「真南風」巡回展
*いずれも入場、観覧は無料です
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